肝機能障害Dysfunction

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肝機能障害(肝機能異常)

肝機能障害(肝機能異常)とは

肝機能障害(肝機能異常)とは

肝機能障害(肝機能異常)とは、何らかの原因で肝臓が障害を受けてしまって炎症が起こり、肝細胞が壊されてしまうことから血液検査で肝機能の異常値を示す状態のことです。
数値が高ければ高いほど障害は重度になっていきますが、基本的には自覚症状がないため、健康診断や人間ドックを受けて初めて発覚することがほとんどです。

肝臓の働きや役割

肝機能は、主に「精製」「貯蔵」「解毒」という3つの働きがあります。肝臓は、飲食物から補給したアミノ酸などから、タンパク質や糖質、脂質、ビタミンやミネラルを作る役割を担っています。また、吸収されたブドウ糖から「グリコーゲン」と言われるものを製造し、肝臓に溜め込みます。体がブドウ糖を必要としている時には、「グリコーゲン」を分解して血糖値を安定させることができます。さらに、アルコールや薬物など体にとって不要なものを処分する時には、それらを代謝して排泄します。

肝機能障害(肝機能異常)の原因

肝機能障害の原因は、主に5つあります。

ウイルス性肝炎

肝臓がウイルスに感染して炎症が起こる疾患です。肝炎を引き起こすウイルスによって起こることがほとんどですが、B型肝炎ウイルスまたはC型肝炎ウイルスの場合が多いようです。また、輸血や出産、注射器の使い回しなどによって感染することもあるので注意が必要です。

薬物性肝障害

薬の副作用によって、肝臓に障害が起こる疾患です。原因となる薬は、抗生物質や解熱鎮痛剤、精神神経系薬、抗がん剤が多いと言われていますが、漢方薬や健康食品、サプリメントなどの病院で処方される薬以外でも起こる可能性があります。

自己免疫性肝炎

免疫の異常が関連し、肝臓に障害が起こるものです。発症する人は、中年以降の女性が多いとされています。原因がはっきりしている肝機能障害を除いて診断されることがあります。

アルコール性肝障害

長期間にわたり過剰な飲酒をすることで、肝臓に障害が起こる疾患です。一定量以上のお酒を飲むと、アルコール性肝機能障害を起こすことがあるため、禁酒や飲酒量の制限が必要です。

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当院では、消化器内科疾患にも対応しています。肝機能障害の疑いや健康診断で引っかかってしまった方は、治療や高次医療機関への紹介なども行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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